姫のためなら死ねる (1) (バンブーコミックス WINセレクション) by くずしろ ダウンロード PDF EPUB F2
おすすめの欄にありましたので、購入。
前情報としては、清少納言が登場する百合ギャグ4コマ。
絵柄は女性向けマンガによくある線の細い絵でしたが、特に問題なし。
●気になった点
1.小さいコマにわちゃわちゃと書いてあってちょっと見にくい。
2.一部アップや紫式部と清少納言、紅式部と清少納言の区別がつかない。セリフで判別はつく。
3.ギャグとしては、清少納言の溺愛っぷりをオチで使うパターンがほとんど。
●良かった点
1.聞いたことある国語用語が出て来ると楽しい
詳細
●気になった点
1.線が細く、更に十二単など非常に細かくなってしまうので見づらくなるのは仕方ないかな。見づらいだけで、わからないところはないです。
2.前述のわちゃわちゃ感もあり、キャラの判別が難しいところがちらほら…あと、女性向けマンガや名探偵コナンに多いですが登場人物の心情セリフでコマの大半が占められているのも独りよがり感が否めない
3.定子に対する愛情のあまり過剰な行動を取るパターンと、それを見、聞いた第三者の「清少納言まじやべぇ」パターンが大半。定子も読んでいて魅力が伝わってくるわけでもなく、清少納言の行動もギャグとしてそれほど常軌を逸しているわけでもなく、「なんかよくわかんないけどテンションあがってるねー」と言った感じのただのテンション芸と言った感じ。
偉人系のギャグの例として揚げるなら、ギャグマンガ日和はギャグとして面白みがありますが、こちらはギャグの面白みはほとんどなく、かといって史実は一般常識レベルのものしか出てこないので、勉強になるわけでもなく、「清少納言と定子がそういう関係だったら面白いかも」というユニークな視点で、読んでる側が妄想を捗らせて楽しむのが良いと思います。
まだ一巻なので、キャラの掘り下げが進めばギャグの引き出しも増えるのかもしれません。
思いの外厳しい評価になってしまいましたので、期待を込めて近いうちに次巻も買います。